2009年10月8日木曜日

新型インフルエンザ:30分で確定診断 都臨床医学総研が開発


これは素晴らしい進歩ですね!

インフルエンザ簡易検査で、A型インフルエンザかB型インフルエンザかはすぐに分るのですが、新型インフルエンザもこの分け方では、A型インフルエンザという結果になります。医師や病院からすると、A型インフルエンザであっても、新型インフルエンザであっても、処置は同じで、タミフルまたはリレンザを投与するので、検査はA型インフルエンザ判定が出た時点で終わりです。

厚生労働省の指示もあり、集団感染以外では新型インフルエンザを特定する必要なしという自治体が多いようです。背景には、試薬や時間や手間がかかるだけという事情もあるのだと思います。

いずれにしても、これでA型インフルエンザと新型インフルエンザの区別が簡単に付くようになれば、企業や学校などでの対応もとりやすいと思います。

ちなみに、PCRは、polymerase chain reactionの頭文字で、ポリメラーゼ連鎖反応という意味です。DNAを増幅する方法の一つです。


新型インフルエンザ:30分で確定診断 都臨床医学総研が開発

30分で新型インフルエンザの確定診断ができる装置を、東京都臨床医学総合研究所が開発した。従来法では4~5時間かかっている。検査の迅速化で、適切な投薬や発症前治療が可能になるという。
 検査はPCRと呼ばれる手法で、人の鼻やのどの粘膜から採取した微量のDNAを、温度の上げ下げで増幅させ、遺伝子のタイプを調べる。研究チームは、温度の上下の時間を省くため、55~95度の3種類の温度が設定された熱板上で検体を回転させるシステムを開発した。その結果、検体の採取から確定診断までを約30分で終了でき、毒性の強弱にかかわる遺伝子や治療薬への耐性の有無も判断可能になった。価格も既存の装置のほぼ半額。

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